[第97話 沖縄、南] モンゴル孤児を支援する沖尚与座部OG[第99話 食] 午前2時に仕込み始めるてびち

2009年01月25日

[第98回 食] 米軍レストランでぷちアメリカ体験

 沖縄の広大な米軍基地の中で、ただ一つ、地元民や観光客が入れる施設がある。北中城村のアワセゴルフ場と併設のメドウズ・レストラン。このレストランは、アメリカ風のレストランではなく、アメリカのレストランそのもの。アドベンチャー気分でぷちアメリカ体験はいかが?

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 米軍基地の敷地内には、ショッピングセンターからボウリング場まで、小さな町にあるような施設はだいたい何でもある。海兵隊で、こうした民生関連施設を一手に運営するのが海兵隊コミュニティサービス(MCCS)。ただ、民生施設とはいってもすべて軍事基地内にあるので、軍関係者以外は立ち入りできない。メドウズ・レストランもMCCSが運営する米軍施設の一つだが、例外的に基地のフェンス外にあるため、だれでも利用できるというわけだ。

 「特に日曜日は日本人の利用客が多いですね」とレストラン事務所のジョン・ライトルさん。訪ねたのは土曜日だったが、アメリカ人の客に混じって、地元のゴルファーらしきグループもテーブルをいくつか囲んでいた。

 「アメリカ風ではなく、アメリカそのもの」というのは、例えば、日中の室内の暗さ。アメリカでは日本のように外光が大量に室内に入る設計は好まれず、日中の室内はかなり暗い。このレストランも薄暗い席が多い。目が慣れてくればどうということはないが、最初はちょっと面食らうかもしれない。ゴルフコースが見える窓際の席は明るいので、日本人客の多くはそちらにすわっている。床がビニルタイルでなくじゅうたん風なのもアメリカ式。

 陽気なアメリカ人は、フレンドリーに人と会話する。このレストランのウエイトレスは沖縄の人だが、みな笑顔で客とよくしゃべる。見ず知らすのウエイトレスとこれほど話が弾むというのも、考えてみれば何ともアメリカ的。日本のレストランではあまり見られない光景だ。

 肝心のメニューはほぼ100パーセント、アメリカ食。サンドイッチ類にはたっぷりとフライドポテトがついてくる。クリスピーなフライドチキンも、食べきれないような量がドカーンと登場する。

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 ハンバーガーは、ファーストフードのそれとは違って、文字通りアメリカ仕様。アメリカのハンバーガーのパテは、牛ひき肉以外は本当に何も入れない牛100%が普通で、ここのもそう。パン粉はおろか玉ねぎさえ入っていない。かつ大きい。ファーストフードのハンバーガーの2倍以上ある。上の写真はブルーチーズのハンバーガー。ブルーチーズはアメリカ人好みの味らしく、サラダにかけるブルーチーズドレッシングは、アメリカの国民的サラダドレッシングの一つだ。

 サンドイッチ類にはカップスープが1ドルでつけられる、とメニューにあったので、頼んでみたら、ドロリとした「食べるスープ」が出てきた。日本でポピュラーなコンソメなどのさらさらスープはアメリカではまずお目にかからない。このメドウズ・レストランで出てくるのも純アメリカ式ぽってりスープ。

 コーヒー、紅茶用の小袋入りの砂糖は、白い袋に入った本物の砂糖と、ピンクまたは青色の袋に入った粉末人工甘味料の2種類が置かれている。要ダイエットの人が日本とは比較にならないほど多いアメリカでは、どのレストランに行ってもこの2つに遭遇する。

 支払いはドルのみだが、ドルを持っていない人は、入口で頼めば両替してくれる。メニューは日本語版が用意されているし、ウエイトレスはみな沖縄の女性なので、言葉の問題は全く起きない。

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 北中城村の国道329号線ライカム交差点を、那覇から沖縄市向けなら右折すると、まもなく左手に、ゴルフ場のクラブハウスに隣接してメドウズ・レストランがある。

 電話で問い合わせする場合は、098-911-511にかけると米軍基地の交換手が出るので、「内線645-4980を」と日本語で言えばつないでくれる。詳しい営業時間などはメドウズ・レストランの公式サイトで(このサイトは英語のみ)。

 現在のアワセゴルフ場は、近く、敷地が日本側に返還されるため、メドウズ・レストランともども、2009年11月に移転の予定。移転先はうるま市のキャンプコートニーの近くになる。ライトルさんによれば、移転後はレストランの名前も変わるだろうという。

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