2013年05月

2013年05月27日

豚重物語1―甘辛味でない豚ごはんを作りたい

 ももと庵メニューの中で、根づよいファンを持つ炭火焼豚重について書いてみます。実際、何度も来られて必ず豚重、というお客様が結構いらっしゃるんです。

butajyu13


 この豚重、ももと庵が開店するよりもずっと前に商品化が試みられました。肉みそなどの加工品の一環として、ごはんものを企画したのです。

 きっかけは、狂牛病の影響で牛肉の入手が難しくなった牛丼チェーン各社が始めた豚丼でした。

 牛丼各社の豚丼は、基本的には牛丼と同じタイプの甘辛味。それはそれでおいしいのですが、牛丼の二番煎じの印象は否めません。豚のごはんものはもっと違う切り口があってもいいのでは?という思いがムクムクと頭をもたげてきました。

 甘辛味でない豚のごはんものが組み立てられないかー。

 甘辛味でないとなると、やはり豚肉がじっくりと焼かれた時に漂うあの香りを前面に打ち出すしかありません。

 肩ロースなど、ほどよく脂の乗った豚肉をじっくり焼くと、ラードと肉が加熱された時特有の、胃袋を激しく刺激する芳香が立ちのぼります。特に、炭で焼いたそれは、もう最高です。

 東南アジア各地を歩いていても、焼かれた肉がおいしいのは、肉自体の味もさることながら、その多くが炭火焼きだから。

butajyu10


 炭火焼の豚肉でいこうー。基本路線は固まりました。

 ただ問題がひとつありました。

 それは、肉がステーキのような状態では、ごはんとの絡み具合が今ひとつになってしまうことです。焼かれた肉は文句なしにうまいのですが、それがステーキの厚さ、大きさでは、噛みごたえ、味ともに肉の存在感が強すぎて、ごはんと一体になったおいしさを感じにくいんです。

 さて、どうしたものか。続きは次回に。


bansyold at 00:00|PermalinkTrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote ももと庵メニュー 

2013年05月21日

太い筆のかすれ具合が魅力のアングン

 アジア実力派ボーカリストの3回目です。インドネシア出身のアングン・チプタ・サスミ。世界的に活躍している歌手なので、ご存知の方もおられるでしょう。

Anggun


 インドネシア「出身」と書いたのは、ジャカルタ生まれで、歌手としてインドネシアで大きな成功をおさめた後にヨーロッパに移り住み、現在はフランス在住でヨーロッパなどで活躍しているからなんです。もちろん、インドネシアをはじめ、アジアでもコンサートを開いたり、アルバムを出したりしています。

 まずは、アングンが欧州市場でその名をなした1997年の大ヒット曲からいきましょう。Snow on the Sahara(サハラ砂漠に降る雪)です。



 前半で繰り返されるエスニック風味のフレーズと、転調した後の軽快なポップサウンド。なんとも不思議なつくりの曲ですが、完成度は非常に高いんじゃないでしょうか。フランスで大ヒットし、イタリアやスペインでもヒットチャート1位になりました。

 エスニック風味といえば、画像に見えるアングンの手踊りの動きはバリのダンスを思い起こさせます。

anggun_858047782


 アングンは1974年、ジャカルタ生まれのジャカルタ育ち。父は作家、母はジョグジャカルタの旧王室の出でした。

 7歳の頃、歌の特訓を父から受け始め、なんと12歳でデビューアルバムを録音、ロック歌手として世に出ます。このアルバムは売れませんでしたが、3年後の15歳の時に出したシングル「ミンピ(夢)」がヒット。インドネシアで一躍、有名になりました。

 アングンはこのミンピをその後も歌い続け、2006年にベストアルバムを発売した際、16年ぶりに再録音。その新バージョンがまたヒットしました。ではそのミンピのライブ映像をどうぞ。



 アングンの声は、アルトより低いコントラアルト。ハスキーボイスが売りですが、声域は3.5オクターブ、声量も相当あります。

 歌を書にたとえれば、声量は筆の太さ、歌い回しは運筆にあたるでしょうか。小筆でサラサラと書かれた書にも魅力はありますが、やはりインパクトが強いのは、太い筆で大きく書かれた作品ですね。

 アングンの筆も太いです。太い筆で黒々と書かれた線の後半がかすれている、そのかすれ具合がまた魅力、そんな感じです。

 このミンピ、よく聞いてみると、中学校の卒業式で歌われるような優しいメロディなんです。例えば夏川りみがピアノソロの伴奏で歌ったりしたら、たぶん、しみじみとした歌に聞こえるんじゃないか、と。

 それをアングンが歌うと、一瞬にしてロックなアングンワールドが立ち上がります。

 特に、2006年バージョンは、バックにピアノとチェロなどの弦楽器を強調し、ウェットで重厚なタッチの編曲になっています。この映像もそう。そこに、アングンの叩きつけるようなボーカルが乗っかって、なんとも強烈な世界を作り上げています。

 この映像はインドネシアでのコンサートのようですね。母国で、母国のファンを前に、長年歌ってきた十八番をのびのびと歌うアングン。柔らかな表情がとても印象的です。

 アングンの曲はアマゾンiTunesでどうぞ。

bansyold at 00:00|PermalinkTrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote アジアの文化 

2013年05月15日

城跡を越え、歩いてももと庵へ

 先日、珍しく、ももと庵に歩いて来店したお客様がおられました。「勝連城跡の向こう側から来たんです」。あ、その手があったかー。思わずヒザを打ちました。

130509 on foot2

 これは、グーグルアースで上空から見た勝連城跡周辺の写真です。県道16号線沿いに勝連城跡駐車場があります。そのまま南西方向に進めば海中道路です。

 勝連城跡の勝連城跡を見ようとする人はほとんど、西原御門側にある勝連城跡駐車場に車を置いて、勝連城跡に上ります。見終わったら、そのまま駐車場に戻るのが普通です。車がそこに置いてあるんですから、当然ですね。

 一方、ももと庵に来る方は、この写真の上の方に見えるパーラーみなみ前から分岐する脇道に入って、そのまま勝連城跡の南西側を海を見ながら走り、ももと庵にたどり着くことになります。

 つまりパーラーみなみの分岐点で、勝連城跡に行く人とももと庵に行く人は完全に分かれるのが現状です。

 ところが、ところがー。

 先日のお客さまのように、勝連城跡駐車場に車を止め、勝連城跡に上り、その後に、駐車場とは反対側に降りていき、南風原御門跡側から海側の脇道に降り立ち、そこから100mほどのももと庵に来て食事をする、というルートもあるんです。

 上のグーグルアースのオリジナルの道路標示では城跡から南風原御門側に降りてくる道は示されていませんので、拡大して、その道を書き足したのが下の写真です。

130509 on foot L

 これでお分かりのように、城跡を降りてから、南風原御門跡を通って海側の道に出るまでの距離はわずか200m弱。道に出てからももと庵までは、100mあるかないかの近さです。

 グーグルアースではきれいには見えていませんが、南風原御門側に降りる道は、細いながらもちゃんとあるんです。

 このルートだと、天気のいい日は、南風原御門側の道を降りていくと、木立の先に太平洋の青い海が見えてくる、という楽しみがあります。

Haebaruujo4

 出口は、ちょっと情けない感じの手すりがあるだけ。しばらく前のブログ記事でご案内しましたよね。

 この道、人の手があまり入っていないので、14世紀の勝連城をイメージするにはかえっていいかもしれません。

 勝連城跡を越え、歩いてももと庵へー。お試し下さい。

 

bansyold at 00:00|PermalinkTrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote 勝連城跡周辺 

2013年05月09日

豆乳グリーンカレー、始めました

 人気のグリーンカレーを始めました。タイカレーの代表格であるグリーンカレー。最近はレトルトの商品まで出回っているほどで、日本でもだいぶポピュラーになってきた感じです。

1305GreenCurryUp1L


 ももと庵では、ココナツミルクの代わりに豆乳で仕上げました。豆乳の豊かなコクが、グリーンカレーペーストの鮮烈な味と香りをうまく包み込んでくれます。東アジア版グリーンカレー、といったところでしょうか。

 沖縄はかつては大豆が各地で生産されていました。ココヤシが実るにはやや寒い沖縄ですから、ココナルミルクよりはむしろ豆乳の方が沖縄っぽいといえるかもしれません。

 グリーンカレーの味の土台になるグリーンカレーペーストはもちろん自家製。沖縄のシークワサーの葉などを刻んで入れ、柑橘系の香りを強調しました。

 従来からある「豚ひき肉となすのカレー」は、スパイスを効かせながらも、辛さは抑えてマイルドにしていますが、グリーンカレーはだいぶ辛く仕上げています。大辛と中辛の2つからお選び下さい。

 大辛は、タイのグリーンカレーには及びませんが、それに迫る辛さです。

 中辛は、大辛に比べればマイルド。豚ひき肉となすのカレーよりは辛いです。初めての方はまず中辛をお試しいただくのがいいかもしれません。

 沖縄県産鶏肉を使用。ブロッコリーとバジルの葉をあしらっています。

 サラダや副菜、ミニデザート、コーヒーまたは紅茶がついて1050円です。

 うま味と酸味と甘味と辛味がいっぺんに迫ってくる、クセになる味と香り。ぜひお試し下さい。




bansyold at 00:00|PermalinkTrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2013年05月03日

ぷりっぷりの津堅島もずくはいかが

 ももと庵のあるうるま市に浮かぶ津堅島。ニンジンの島として有名ですが、もずくの生産も盛んです。その津堅島のもずくはいかがですか。津堅島特産のもずくは歯ごたえのよいぷりぷりした食感が自慢です。津堅島特産塩蔵もずくの販売を始めました。

MozukuA


 今はもずくの収穫真っ盛り。うるま市は、沖縄でナンバーワンのもずく生産地です。その多くが、津堅島や浜比嘉島などの離島で生産されています。

 もずくは、そのとろとろした食物繊維が体によいと評判です。フコイダンと呼ばれる成分はさまざまな効能があるといわれています。

 万鐘の津堅もずくは塩蔵されています。ボウルに入れ、たっぷりの水を1、2回換えながら、20分ほど塩出しすれば準備完了。醤油10+酢10+砂糖7くらいの割合で混ぜたタレがよく合います。おろし生姜を加えるのもお勧め。

MozukuB


 砂糖を減らして、だしを加えると、また違った味が楽しめます。酢の半分をレモン汁で置き換えると、とても爽やかな風味になりますよ。

 万鐘の塩蔵もずくは400g入り×4パックで2200円(税込み、送料別)。冷蔵で出荷から半年ほどもちますので、冷蔵庫に常備しておけば、極上の健康もずくがいつでもたっぷり楽しめます。

 お求めは万鐘ネットショップで。もちろん、ももと庵でも販売していますので、おみやげにぜひどうぞ。

bansyold at 00:00|PermalinkTrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote 万鐘の加工品