撮影所と化した加工場個性あふれるカレー香辛料たち

2012年10月04日

3カ月かけてようやく出荷

 フジテレビ「とくダネ!」放映の話の続きを。フジテレビの方のアドバイスで、放映当日は臨時の電話回線を2本引いて、オンエアを待ちました。加工場にはテレビがなかったので、この時ばかりはテレビを臨時に設置して、スタッフが全員集合し、お手伝いの方もお願いしました。

1 Shikaisya


 午前9時半の少し前ー。おなじみの司会者が「万鐘の肉みそ」を紹介し始めました。「始まったぞ」と思って画面をよく見ようとした瞬間、電話が鳴り出しました。えっ? まだ何もやってないのに。

 その後は2本の臨時電話が絶え間なく鳴り続け、番組を見ることは一切できなくなりました。

 後になって分かったのですが、この人気コーナーで放映されると注文が混み合うことを詳しい方はよく知っていて、テロップなどで会社名が出たとたん、パソコンで瞬間的に検索して自分で電話番号を調べ、すぐ電話をかけるんだそうです。こちらはそんな経験がないので、全く知りませんでした。

 ネットショップはどうかな、と思って、パソコンを開けてビックリ。こちらは電話以上のスピードで注文がみるみる増えていきます。数秒ごとに更新するたびに、5人、6人ずつ、ド、ド、と受注名簿が長くなっていくのです。

 結局、ネットでは、わずか2日間で1000件以上の注文をいただきました。これに電話とファックスで受けた分を合わせたたくさんの注文を製造・出荷し終えるのに、それから3カ月かかってしまいました。

 放映初日の夕方、ネットショップ管理会社からも「たいへんなことになっているようですが、大丈夫ですか」と電話が来ました。そのモールに何万もある店の中で、その日は万鐘の肉みそが全国1位に突然飛び出した由。聞いたこともないような店に注文が殺到したので、先方もさぞ心配だったことでしょう。

 注文を受けている途中で、お待ちいただくことになるのは確実、と分かったため、その旨、電話でもネットでも説明し、おわびしました。ところが、電話注文された方の大半が「いいですよ、待ちますから」「ゆっくりでいいので、おいしく作って下さいね」とみなさん、やさしく言って下さいます。これにはスタッフ一同、驚き、感激しました。

2 Miho


 後になってビデオを見たら、スタジオで試食された女優の高木美保さんが「甘いだけじゃなくて・・・大人の味に仕上がっていますね」と話していました。肉みその味づくりは、まさにそこが一番苦心しているところなので、なんともありがたいコメントでした。

bansyold at 00:00│TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック メディア掲載 

トラックバックURL

撮影所と化した加工場個性あふれるカレー香辛料たち