豚しゃぶ素麺膳が新登場海中道路の先の島々を一望

2012年11月23日

勝連城の一番上からの絶景

 勝連城跡の一番上、「一の曲輪(くるわ)」まで登ってみましょう。

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 正門だった南風原御門(はえばる・うじょう)側入口は、このブログで紹介した「通用口のような階段」です。本当にこれが世界遺産の入口か、と言いたくなるようなふぜいですが、ここから上がると、城跡の石垣まですぐに行けます。

 一方、西原御門(にしはら・うじょう)側入口は、道向かいに駐車場がありますので、そこに車を止め、県道を渡って、上がり口から城跡内に入ります。ゲートのようなものはなく、無料です。

 いずれの側から入っても、見上げれば、見事な石積みが何重かに折り重なって目に入ってきます。

 おお、この上まで登るのかー。「上る」ではなく、「登る」という字がふさわしい険しさです。実際、足腰の弱い方にはかなりしんどいでしょう。

 足場はだいぶ整備されていますので、足をふみはずすことはないと思いますが、運動不足気味の中高年の方々は「ピッケルが欲しいなあ」などとため息をつきながら、ゆっくりゆっくり登っていくことになります。

 三の曲輪(くるわ)、二の曲輪。そして一番上まで行くと、いよいよ一の曲輪です。

 一の曲輪から見渡す周辺は、まさに絶景。風に吹かれながら、しばし絶景に身をゆだね、登坂の疲れをいやします。

 グーグルアースの表示によると、一の曲輪の海抜は74mほど。25、6階建てビルの一番上くらいの高さです。

2 Ichinokuruwa


 これは、ももと庵ホームページのトップページの写真と同じく、一の曲輪から、南側の太平洋を眺めた光景です。左下の赤い屋根がももと庵、その背後にある白い住宅群は「シートピア勝連」。きれいな海が見える住宅地なので、地元出身以外の方もたくさん住んでいます。

 防波堤の少し外側くらいまで、エメラルドグリーンの珊瑚礁の海が広がっています。

 少し右寄り、つまり西寄りに目を向ければ、沖縄本島の東側が一望できます。

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 北中城、中城、与那原、さらにはその先の知念半島までが見えます。沖縄本島の東側をこうして全部一度に見渡せる場所はなかなか貴重です。

 500年前、琉球国王尚泰久の娘、百十踏揚(ももとふみあがり)をめとった阿麻和利(あまわり)は、こうして沖縄本島の全体を毎日、見渡していたわけですね。

 北側の風景は次回。海中道路などがきれに見えます。



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