路上の行列店ーアジア点描ローマコインが来た道はこれ

2016年09月26日

ローマ帝国の銅貨が出た!

 勝連城跡から、なんと、3、4世紀ごろの古代ローマ帝国の銅貨が出土したそうです。NHKニュースの画像を拝借!

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 すごいですね! ローマっぽい人の顔が彫り込まれているのがはっきり分かります。

 3世紀から4世紀ごろの古代ローマ帝国のものとみられる銅貨4枚と17世紀後半のオスマン帝国のものとみられる銅貨1枚が見つかったんだそうです。

 前にこのブログで紹介した三上次男「陶磁の道」には、中国で作られた最高級の陶磁器がアラビアあたりにまで輸出されていた様子がいきいきと描かれています。同じ最高級の陶磁器が勝連城跡から出土していることは、前に紹介しました。

 古代ローマに話を戻せば、そう、アラビア半島の付け根は、古代ローマ帝国の一部じゃないですか。ということは・・・

 大胆に推測してみてもいいですか。

 古代ローマ時代から1000年の時を経てアラビアで出土した貴重品のコインが、やがて陶磁の道に乗って遠く東アジアまで運ばれ、さらには東アジア貿易ネットワークの中で、15世紀の貿易拠点の1つだった勝連にも届いた、という流れでしょうか。

 いやあ、壮大! イマジネーションがとっても刺激されますね。


bansyold at 21:58│TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 勝連城跡周辺 | アジアの文化

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