[第23話 南、食] 焼魚再発見―アンゴラ風アジの塩焼き[第25話 沖縄] 中村家に流れる癒しの風

2007年11月12日

[第24話 食、南] コザのインターナショナルなタイ麺屋

 コザ(沖縄市)には、どこかインターナショナルな空気が漂う。米軍嘉手納基地の門前だからというだけではない。確かにアメリカさんも多いが、インドやフィリピンなどのアジア系やラテンアメリカ系の人々も町を闊歩している。今回はそんなコザの町で、タイの麺料理を出す店を紹介しよう。

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 リチャードさん、ミコさん夫妻がやっているソムチャイ。胡屋十字路に近いセンター街の1本目を左に入ったレンガ敷きのパルミラ通りにある小ぶりな店だ。赤いトウガラシの絵が目を引く。

 リチャードさんはフィリピン生まれのタイ育ち。成人してから家族でカナダに引っ越し、さらに日本に移り、横浜生まれのミコさんと長野で出会い、とうとう沖縄に来てしまったという、まさにインターナショナルを地で行く経歴の持ち主だ。

 少年期を過ごしたタイの料理が一番好きだから、それを広めたくてこの店を始めた、という。「沖縄は野菜がタイとよく似ていますね」とリチャードさん。店名のソムチャイはタイ男性の最もポピュラーな名前。ミコさんが「日本で言えば、太郎さん、みたいな感じです」と説明してくれた。

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 まず、タイ風やきそばのパッタイ。米のめんに肉やえび、豆腐などの具が入る。辛さ、甘さ、酸っぱさ、しょっぱさが全部同居している、これぞタイの味、という感じだ。

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 次は、クイチャオナム。透明なスープに米のめんが入っている。揚げニンニクとバジル、ミント、ネギ、干しえびが香りのアクセント。アジアの香り、である。スープはさっぱりしていてクセがなく、さほど辛くない。焼豚もうまい。舌触りのなめらかなめんがスルスルと入っていく。

 場所柄もあるだろうが、外国人客が多い。リチャードさん、ミコさんが英語で気さくに話しかけるから、日本語に不自由な人でも入りやすいのだろう。赤とライムグリーンのカジュアルな内装が楽しい。胡屋かいわいはシャッター通りが多いが、この店は間違いなく元気だ。

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 沖縄市中央1-17-14 098-937-2208。月、火が定休。国道330号線側からセンター街に入ってすぐ左1本目のパルミラ通りにあるが、車は入れない。センター街から1本目の道を右折したところにある有料駐車場に車を置いて歩くとよい。


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