ぜんざい
2013年06月20日
新登場、パッションぜんざい
夏の味覚、新登場です。パッションぜんざい。パッションフルーツのトロピカルな香りと酸味に、せんざい豆のコクのある甘味が絡みます。

生パッションフルーツの果実から作った自家製パッションソースを、ぜんざいのかき氷の上からたっぷりかけました。さわやかなパッションの香りと酸味を楽しみながら、少しずつぜんざい豆と混ぜてお楽しみ下さい。
ぜんざい豆は金時豆。長い方の径は2cm近くもあろうかという大ぶりの豆です。白糖と黒糖をブレンドしてこっくりと甘く、柔らかく炊き上げました。これをひんやりと氷でいただくのは、まさに沖縄の夏の味。
酸味の強いパッションが、この甘いぜんざい豆とマッチするかー
するんです、これが。パッションの方はぜんざい豆からコクという土台をもらい、ぜんざい豆はパッションから香りとさわやかさを受け取って、ひとつになる。そんな感じでしょうか。
いちご大福っておいしいですよね。かつては創作和菓子として話題になりましたが、今ではすっかり定番になっています。あんこと果物は、一見ミスマッチながら、実はとてもおいしい組み合わせ。
パッションとぜんざいの組み合わせも、このいちご大福と似ています。パッションぜんざいの方が、熱帯果樹特有の強い香りがある分だけ、いちご大福よりも強烈なコンビネーションといえるかも。
この夏、ももと庵で新しい夏の味覚をぜひご体験下さい。昨年から好評をいただいているパッションプリンもご用意しています。

生パッションフルーツの果実から作った自家製パッションソースを、ぜんざいのかき氷の上からたっぷりかけました。さわやかなパッションの香りと酸味を楽しみながら、少しずつぜんざい豆と混ぜてお楽しみ下さい。
ぜんざい豆は金時豆。長い方の径は2cm近くもあろうかという大ぶりの豆です。白糖と黒糖をブレンドしてこっくりと甘く、柔らかく炊き上げました。これをひんやりと氷でいただくのは、まさに沖縄の夏の味。
酸味の強いパッションが、この甘いぜんざい豆とマッチするかー
するんです、これが。パッションの方はぜんざい豆からコクという土台をもらい、ぜんざい豆はパッションから香りとさわやかさを受け取って、ひとつになる。そんな感じでしょうか。
いちご大福っておいしいですよね。かつては創作和菓子として話題になりましたが、今ではすっかり定番になっています。あんこと果物は、一見ミスマッチながら、実はとてもおいしい組み合わせ。
パッションとぜんざいの組み合わせも、このいちご大福と似ています。パッションぜんざいの方が、熱帯果樹特有の強い香りがある分だけ、いちご大福よりも強烈なコンビネーションといえるかも。
この夏、ももと庵で新しい夏の味覚をぜひご体験下さい。昨年から好評をいただいているパッションプリンもご用意しています。
2008年08月28日
[第73話 食] 煮豆を味わう冷たいぜんざい
沖縄の夏の甘味といえば、なんといっても、ぜんざい。ぜんざいは、甘く煮た豆にかき氷を合わせたもの。コールド、である。本土のぜんざいがホットなのと対照的だ。写真は本部町にある新垣ぜんざい屋のぜんざい。

アイス、ホットの違いはあるが、煮た豆を味わう、という点は本土のぜんざいと同じと言えるかもしれない。ただし、本土のぜんざいは小豆を煮た「あんこ」なのに対し、沖縄のぜんざいは金時豆を煮た「煮豆」。
沖縄のぜんざいは、一見、本土の氷あずきのようでもある。だが、氷あずきは、かき氷が主役。氷をおいしく食べるシロップの豪華版という感じであずきが乗っている。
下の写真は、氷あずきが、さらに派手になったアイスカチャン。マレーシアでポピュラーだが、これは隣りのシンガポールで見かけたもの。あずきとイチゴシロップの他に黒みつのようなものと練乳がかかっている。ここまで来れば、あずきは、氷をおいしく食べるためのトッピング軍団の1つであることがはっきりする。

話を沖縄に戻せば、沖縄のぜんざいは、氷あずきというよりも、豆を冷たくして食べるために氷が添えられているという感じだ。店によるが、豆とかき氷だけのところもある。豆以外に何か入っている場合でも、せいぜい小さなもちが2つ、3つだ。下の写真は那覇市泊の富士家のぜんざい。もち入りだが、もちはアクセントで、やはり主役は豆である。

その豆は、小豆より食べごたえのある金時豆を使う。人気店は豆の煮方にこだわる。おそらく沖縄で一番人気と思われる冒頭の新垣ぜんざい屋では、金時豆を薪で炊く。
冒頭の写真のように、新垣のぜんざいは、甘く煮た豆の上にかき氷が乗っているだけ。まさに豆を味わうぜんざいだ。あまりにシンプルなので、氷あずきのにぎやかさを期待する向きはやや拍子抜けするかもしれない。

だが、主役の豆は見事に柔らかく、ねっとりしていて、何ともおいしい。氷といっしょに食べてちょうどいいように上手に煮てある。このねっとり感は、他の店ではなかなかお目にかかれない。新垣ぜんざい屋の客は、みな豆のおいしさを静かに楽しんでいるように見えた。
新垣ぜんざい屋は、国頭郡本部町字渡久地11-2、0980-47-4731。午後1時から営業しているが、売り切れじまいで、4時くらいには売り切れることも。月曜休み。1杯250円。

アイス、ホットの違いはあるが、煮た豆を味わう、という点は本土のぜんざいと同じと言えるかもしれない。ただし、本土のぜんざいは小豆を煮た「あんこ」なのに対し、沖縄のぜんざいは金時豆を煮た「煮豆」。
沖縄のぜんざいは、一見、本土の氷あずきのようでもある。だが、氷あずきは、かき氷が主役。氷をおいしく食べるシロップの豪華版という感じであずきが乗っている。
下の写真は、氷あずきが、さらに派手になったアイスカチャン。マレーシアでポピュラーだが、これは隣りのシンガポールで見かけたもの。あずきとイチゴシロップの他に黒みつのようなものと練乳がかかっている。ここまで来れば、あずきは、氷をおいしく食べるためのトッピング軍団の1つであることがはっきりする。

話を沖縄に戻せば、沖縄のぜんざいは、氷あずきというよりも、豆を冷たくして食べるために氷が添えられているという感じだ。店によるが、豆とかき氷だけのところもある。豆以外に何か入っている場合でも、せいぜい小さなもちが2つ、3つだ。下の写真は那覇市泊の富士家のぜんざい。もち入りだが、もちはアクセントで、やはり主役は豆である。

その豆は、小豆より食べごたえのある金時豆を使う。人気店は豆の煮方にこだわる。おそらく沖縄で一番人気と思われる冒頭の新垣ぜんざい屋では、金時豆を薪で炊く。
冒頭の写真のように、新垣のぜんざいは、甘く煮た豆の上にかき氷が乗っているだけ。まさに豆を味わうぜんざいだ。あまりにシンプルなので、氷あずきのにぎやかさを期待する向きはやや拍子抜けするかもしれない。

だが、主役の豆は見事に柔らかく、ねっとりしていて、何ともおいしい。氷といっしょに食べてちょうどいいように上手に煮てある。このねっとり感は、他の店ではなかなかお目にかかれない。新垣ぜんざい屋の客は、みな豆のおいしさを静かに楽しんでいるように見えた。
新垣ぜんざい屋は、国頭郡本部町字渡久地11-2、0980-47-4731。午後1時から営業しているが、売り切れじまいで、4時くらいには売り切れることも。月曜休み。1杯250円。