スマトラ

2013年07月22日

天空に抜けるジュディカの声

 アジア実力派ボーカリスト、今回はインドネシアのジュディカ・シホタン Judika Sihotang をご紹介しましょう。

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 ヒット曲、アク・ヤン・テルサキティ Aku Yang Tersakiti (傷ついた心)を、まずはどうぞ。恋人が去ってしまった心の痛手を歌ったこの歌は、アルバム「セテンガ・マティ・メリンドゥ」に収められています。サビのフレーズが耳に残りますね。



 この声。かすれ声ながら、キーが高いというだけでなく、よくのびる。のびて一気に高度を上げて、最後にフっと消える。天空に抜けていく声、とでも言いましょうか。

 この曲のYou Tubeの再生回数を見てみると、その人気ぶりがよく分かります。アップされているいくつかのアク・ヤン・テルサキティの映像のうち、だれかのカバーではなく、ジュディカ本人が歌っているものを足すだけで軽く1200万回を超えてしまうんです。

 2億4000万人を擁する世界4位の人口大国インドネシアとはいえ、1つの曲で1200万回以上の再生回数というのは、やはり大ヒットでしょう。

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 ジュディカはスマトラ島北部にある北スマトラ州の出身。北スマトラ州は人口1300万で、州都はメダンです。万鐘の南向き地図で、その周辺を切り取ってみました。ジュディカは同州ダイリ県の生まれ。ダイリ県は標高700m-1250mの山間地です。

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 ジュディカは1978年8月生まれですから、間もなく35歳。若い頃から才能を発揮し、ホテルなどで歌ったりしていました。学生の時にコンテストに出場し、北スマトラ州で1位、全国でも3位になりました。

 2005年にテレビのスター誕生番組「インドネシアン・アイドル」に出場。優勝は逃したものの2位になり、その高い歌唱力を大いにアピールしたようです。

 ジュディカの歌ヂカラを楽しめるスローナンバー、ク・タク・マンプ Ku Tak Mampu(忘れられない)を聞いてみましょうか。ヘッドフォンで聞いて下さい。残念ながら動画が見つからず、静止画ですが、お許しを。

 ささやくようなマイナーの部分を終えて、メジャーの部分に入ると、去った恋人を忘れることができない、という歌詞ながら、どこか安らぎを覚えるメロディラインに。後半からは、「切々とした」という感じを超える盛り上がりをみせます。




bansyold at 00:00|PermalinkTrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote