香港

2016年12月18日

寒い時はココナツバナナでホッと

 寒いですねえ。そこで、冬の温かいアジアンスイーツを2種。まずココナツバナナ。ココナツミルクでバナナをふんわりするまで煮込んだもの。砕いたピーナツがアクセントです。

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 チェーに使う冷えたココナツミルクの独特のコクも魅力ですが、温かいそれは、なんとも優しい風味になります。牛乳のホットミルクより、明らかにやさしい。

 スプーンでひとくちずつ味わっていると、なんだが、ホッとしたような気分になってきますよ。

 バナナは加熱すると酸味が少し強調され、ココナツミルクと絶妙のコンビネーションに。バナナを揚げたり、焼いたりするのは、バンコクでもジャカルタでもおなじみの街角おやつ、ですね。

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 もう1品は、黒ごま汁粉。これは昨年の冬まで出していたもののリバイバルです。根強い人気で、しばしばご指名をいただきます。

 黒ごまのみで作った強い味の甘い汁をハノイや香港の人たちは好みますが、食べ慣れない人にはややきついので、ももと庵はこれにさらし餡を少し入れてマイルドにしました。

 お楽しみ下さい!

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2014年11月28日

実のある国際商談会でした

 初めての国際食品商談会「沖縄大交易会」が先ほど終了しました。やる前に想像していたよりも実のあるイベントとなりました。

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 沖縄大交易会には、香港、シンガポール、韓国、中国、米国など海外102社を含む138社のバイヤーが参加。沖縄県の84社をはじめとする全国198社の食品サプライヤーが彼らを迎えました。

 宜野湾市のコンベンションセンター展示棟に各サプライヤーがブースを構え、訪れるバイヤーと自由に商談を進めるフリー商談と、隣接する宜野湾市立体育館にバイヤーがずらりと机を並べ、あらかじめアポをとってあるサプライヤーがそこを訪れる個別商談の2本立て。

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 海外に売るといっても、食品のような単価の安いもので、海外輸送費がかかり、特に万鐘肉みそのように、価格商品ではなく少量生産のクオリティ商品となると、そりゃ簡単には売れんだろうな、これは「お祭り」だけで終わってしまうかも、という恐れを抱きながらの参加でしたが・・・

 商談では、バイヤー側からもいろいろなアイデアが出され、思ったより話の進んだケースがいくつかありました。

 まず出たのが、肉みその味はとてもいいが、びんの外側からそれをお客さんに伝えるのは大変ですよ、という話。肉みそという食品がない国で、なんだか分からないものを並べても売れませんねえ、と。

 確かに、確かに。

 それを乗り超えるアイデアもいただきました。

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 例えば、タイの輸入業者との商談で出たのは、バンコクで急速に増えている日本式コンビニのおにぎりの中にこれを入れたら最高ですね、という話。

 業務筋ということになれば、重たくてコストのかかる小売用のガラス瓶に入れる必要もなく、製造工程や価格体系が大幅に変わります。ある韓国企業も、これとよく似たニーズを語ってくれました。

 あるいは、日本の関東地方に800店くらいあるという沖縄料理店に沖縄食材を卸している企業との商談では、こんな話も。

 「アジアン肉みそをどうやって店で活用するかをうまく提案できれば、味は非常においしいので、新味のあるものを常に模索している飲食店は飛びついてくるかもしれませんよ」。これも、包装にこだわらない業務筋の展開です。

 おお、なかなか、なかなかー。だんだんこちらもエンジンがかかってきました。

 アジアの市場の成熟ぶりは確かのようです。東京のみならず、ソウルでもバンコクでも、クオリティ商品へのニーズは確実に高まっています。日本発商品の品質に対するアジアの信頼は絶大だ、ということがよく分かりました。

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 気になっていた運賃は、混載便なら、数量によっては吸収可能な範囲でした。

 一方、日本の首都圏の百貨店バイヤーからはこんな話が。

 「アジアに進出するなら、まず東京のうちの店に置いたらいいです。いま、アジア各地からの観光客が押すな押すなで訪れていて、免税扱いになるものですから、たくさんのおみやげを買っていかれますよ」

 この5年くらいにアジアの観光客が急増し、店内の客構成が様変わりしたそうです。

 今回はまだ「出会い」の段階。ここから成約にまでこぎつけるにはまだかなりのステップが必要でしょうが、そうあきらめたものでもなさそうです。

 いやあ、なかなか。ぜひ次の展開につなげたいと、ちょっと本気で考えています。


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2014年11月12日

那覇空港国際線ターミナルをご案内

 沖縄の玄関、那覇空港ー。おなじみの国内線ターミナルの隣に、国際線ターミナルがリニューアルオープンしましたので、ご紹介。

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 那覇空港からは1日3便の台北、1日2、3便の香港、ソウルを中心に、上海、台中などへも直行便が運航しています。台湾、香港などから観光客がたくさん訪れるほか、沖縄から各地へのビジネス客も利用しているようです。

 全体に柔らかい印象の国内線ターミナルより、いくぶん直線的な印象のデザイン。航空会社カウンターの上部には沖縄の赤瓦があしらわれるなど、ご当地風があちこちに見られます。

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 この日は、台湾のチャイナエアラインが「love & hug(愛と抱擁)」と呼ぶスペシャルデザインのジャンボ機がちょうど来ていました。

 台北へは1時間半、香港までは2時間半の近さ。アジアは本当に目の前です。

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 バンコクやシンガポールなど、さらに南の国への直行便はまだありませんが、台北や香港からは世界中に向けたフライトがたくさんあるので、そこで乗り継いで行けます。

 例えば、タイのバンコク行きだと、台北経由で行くのが便利です。乗り継ぎの1時間25分を入れても所要時間は6時間50分。羽田や成田を経由すれば、乗り継ぎ時間を含めると11時間以上かかります。

 あるいは、インドのムンバイに行くなら香港経由になります。香港の乗り継ぎ2時間を含めても所要時間は11時間25分。これがもし成田回りだと15時間以上かかってしまいます。

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 北タイの古都チェンマイ、インドネシア第2の都市スラバヤ、ベトナム中部の港湾都市ダナンといった各都市には日本からの直行便はほとんどありませんが、台北と香港からならあります。

 バングラデシュのダッカ、カンボジアのプノンペン、ネパールのカトマンズ、ラオスのビエンチャンなどの各首都も、日本からは直接行けませんが、台北・香港からだと直行便が飛んでいるので、意外に便利なんですね。


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2014年05月25日

22歳、G.E.M.の硬質で透明な声

 久びさのアジア歌手シリーズです。今回は香港の‪紫棋‬(グロリア・タン)。Get Everybody Movingを縮めたG.E.M.の愛称で知られるスター歌手です。

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 22歳の若さながら、歌のうまさはピカ一。まずはスローバラードのこの画像からどうぞ。台湾のベテランメロディメーカー羅大佑の作品です。



 硬質で透明感のある声が、複雑な濃淡を伴いながら縦横につむぎ出され、G.E.M.ワールドを作り上げています。彩度低めの画像もきれいですね。

 以前にも書きましたが、香港の歌手の多くは、典型的な北東アジア派というか、声量よりは歌い回しの巧みさで勝負します。ところが、G.E.M.は、歌い回しの巧みさもかなりのものですが、声量も実に豊か。

 彼女の中国語のニックネームが「巨肺少女」。香港や台湾のファンがいかに彼女の豊かな声量に圧倒されているかが伝わってきます。

 台湾のシンガーソングライター黄大煒がヒットさせ、その後もたくさんの歌手がカバーしている名曲「你把我灌醉(あなたは私の心を酔わす)」をG.E.M.がカバーしました。これも見事にG.E.M.ワールドになっています。

 歌詞は、これまで同様、BitEx中国語のHPにお世話になります。こちらのページをごらん下さい。いつもありがとうございます。



 G.E.M.は1991年生まれ。母は音楽学校出で、祖母に歌を教わり、叔父はバイオリン奏者で、祖父はオーケストラでサックスを吹いていたといいます。

 G.E.M.は10歳の時に作曲を始めるとともに、歌い手として、いろいろなコンテストに出ていきました。学校対抗コンテストなどで優勝した後、2006年、15歳の時にある大きなコンテストで優勝し、現在のマネージャーのタンチャンと出会います。

 16歳でハミングバード社と契約し、メジャーデビュー。翌2008年にはファーストアルバムをヒットさせ、デビュー時から爆発的な人気を博しました。

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 オンラインのプロモーションを積極的に進め、YouTubeに数多くのミュージックビデオをアップ。これがファンに支持され、ダウンロードやコンサートの売上を伸ばす、という成功物語は、音楽産業の新しいビジネスモデルとしても注目されているようです。

 最後に、自身が作詞作曲した「私の秘密」を。今回はポップなオリジナルバージョンではなく、ピアノソロのしっとりバージョンでいってみましょう。





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2012年12月18日

おしゃれなデザート店も大繁盛

 香港のデザート話の続きです。

 東京の新宿みたいなふぜいの香港の繁華街、尖沙咀(チムサーチョイ)。このあたりでは、蓮の実が入ったお汁粉のような伝統的なデザートに加え、洋菓子風のスイーツを売りにしているおしゃれな感じの甘味専門店も、夜の食後時間帯に大繁盛しています。

 ある甘味店に入ろうとしたら、おかみさんらしき人が手ぶりで「みなさん、並んでいますので」と言いながら、小さな紙切れを「はい」と渡してくれました。整理券、でした。

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 これはその店で出てきたスイーツ。どうということはない数種類のフルーツと寒天にココナツミルクがかかっただけの一皿なんですが、これがなかなかよくできていて感心しました。こんな大盛り、食べきれないな、と思ったのですが、どんどん食べ進んでしまいます。

 というのも、コクのあるものから清涼感の高い素材へのグラデーションが見事なんです。コクのある方では、かなり甘いココナルミルクがおそらく一番で、その次がマンゴーソース、マンゴー、ロンガン、ときて、メロン、ドラゴンフルーツ、スイカと、次第に水っぽさが増していきます。

 心にくいのは、氷の小さな粒がパラパラと潜ませてあること。甘ーいココナツミルクやマンゴーソースが続くと口の中がくたびれてきます。そんな時にスイカやドラゴンフルーツが口に入ると、そこから清涼感あふれるジュースが出てきて、口の中が洗われるような爽快感を覚えます。そこにさらに小さな氷が加わると、冷たさと水気で、もう一段、清涼な感じになります。

 氷を入れ過ぎたら水っぽくなってどうにもなりませんが、この一皿は、氷がちょうどいいくらいに、少しだけ入っていました。いや、お見事。疲れた体には最高の快感です。

 隣のテーブルでは、ワッフルにクリームのかかったようなものなど、洋菓子系が人気のようでした。この店の客は総じて若い。男女比はほぼ同じです。

 おかみさんが、客の要望に応じてデジカメで写真を撮ったりしています。高速回転で大忙しのまっ最中ですが、彼女の動きは大陸風で、どこかにゆとりが感じられます。

 というわけで、香港の夜は「甘いもの」でふけていきました。

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2012年12月13日

デザートにかけるアジアの情熱

 沖縄からの直行便が飛んでいるアジアの都市はいくつかありますが、香港もその一つ。那覇から2時間半です。

 夜の香港を歩いていると、「デザートにかける人々の情熱」を感じないわけにはいきません。夜9時とか10時くらいに一番にぎわっているのは、飲食店ではなく、むしろデザート専門店。その前の時間帯に一杯やりながら食事をした人たちが甘味店前に群れている光景を、繁華街ではしばしば見かけます。

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 だいたい年中暑い香港ですから、日本でもおなじみになったマンゴープリンのような冷たいスイーツはもちろん人気ですが、どちらかと言えば伝統的な温かいお汁粉のような甘味に、老若男女が静かに舌鼓を打っています。

 お汁粉には蓮の実が入っていたりするのもあって、体によさそう。医食同源が甘味類にもしっかり根付いている様子がうかがえます。

 上環(ジョンワン)にある小さな甘味店に入ってみました。まるで飾り気のないステンレスのテーブルに、男女のグループや家族連れが陣取って、静かにおしゃべりしながら甘味をすすっています。

 夜9時半から10時頃にかけてのこと。入れ替わり立ち代わり、人が入ってきて、店内は常に満員の状態です。大声を出すような酔っぱらいはいません。日本の繁華街に比べると、香港の夜は静かな印象です。

 甘いものに女性がことのほか熱心なのは万国共通のようですが、香港では、男性も全く負けていません。男性ばかりのグループが夜の甘味店のテーブルを囲んでいることもしばしば。

 那覇の松山で、あるいは博多の中洲や札幌のすすきので、一杯やった後、みんなで甘味店に繰り出すなんてことは、まずないでしょう。どちらかといえば「締め」と称してラーメンをすすったり、飲み足りない人は未明に及ぶまで飲み続けたり。

 そういえばベトナムでも、宴席が終わった後に帰ろうとしたら、「じゃ、こちらへ」と別のテーブルに案内されたことがあります。そこには、デザートの果物とお茶が用意されていました。つい先ほどまで「乾杯、乾杯」でしたたか酒を飲んでいた人々が、ニコニコとデザートテーブルで果物をつまんでいます。

 デザートにかける情熱は、アジア各地に共通する文化なのかもしれません。


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2012年12月03日

黒ごま汁粉がお目見え

 いよいよ師走。ももと庵も温かいスイーツを始めていますので、ご紹介。黒ごまのたっぷり入ったお汁粉です。

 とろーっとしたうまみたっぷりのお汁粉は、甘さ控えめ。黒ごまの味と香りに導かれながら、どんどん食べ進んでしまいますよ。

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 ごまにはゴマリグナンが含まれています。その代表がセサミン。セサミンは抗酸化作用があり、肝臓で発生した活性酸素をやっつけてくれます。肝機能を高め、肝臓ガンを予防するとも言われています。アンチエイジングという、平たく言えば老化防止機能もあるようなんです。

 香港などで食べられているごまのお汁粉は、砂糖やでんぷんのほかはごま100%のレシピが多いようですが、ももと庵の黒ごま汁粉は、こしあんを少し加えています。ごま100%だとごまの味は濃厚になりますが、100%の試作品を何人かに食べてもらったところ、ごまの味が強すぎるという声がかなりありました。

 あんこは日本ではおなじみの味ですから、あんこがごまのベースになって胸に落ちる感じになっていると思います。

 白砂糖だけでなく、黒砂糖も加えました。黒糖のコクは、全体を複雑で奥行きのある味にしてくれます。

 おいしいごま汁粉を食べていたら若返ったー。本当なら、こんないいことはありません。

 というわけで、黒ごま汁粉、どんどん食べましょう(笑)。


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